こんにちは!ぷくぷくです。
今回は、柔道で自分より大きい相手に勝つために必要なことについて書いていきます。
柔道は階級制が導入されているように、体重が重い方がどうしても有利となっています。
階級で分けられている試合なら良いのです、団体戦や一部の個人戦では、階級関係なしの試合もあります。
実力差があるなら、大きい相手にも大丈夫かもしれませんが、そうでない場合、勝つためには強化対策が必要となります。
私自身も、身長、体重ともにそこまで大きくなく、自分より大きい相手と試合するということは幾度となくありました。
そこで今回は、私自身の経験から、自分より大きい相手に勝つために必要なことを解説していきます。
自分より大きい相手になかなか勝てないという人はぜひ参考にしてみてください。
自分より大きい相手に勝つために必要なこと
これから大きい相手に勝つために必要なことを書いていきますが、これは必勝法などではありません。
冒頭にも書いたように、柔道というのは体の大きい人の方がどうしても有利となります。
その自分にとって不利な状況において勝つためは、やはり努力と工夫が必要です。
これをすれば絶対に勝てるというわけではありませんが、勝つために必要なことを書いていきます。
筋力、持久力を強化する
大きい相手に勝つためには筋力、持久力の強化が必要です。
まず、筋力についてです。
体の大きい人と小さい人で何が決定的に違うのかというと、筋力です。
もちろん、体の小さい人の方が絶対に筋力が弱いというわけではありませんが、体の大きさというのは筋力に直結しているので、どうしても体が大きい人の方が強い傾向にあります。
今回、筋力の強化が必要と書いたのは、そんな大きい相手に対して力負けしないくらい鍛えないといけないという意味ではありません。
もちろん、それくらいの気持ちをもって鍛えることは大切ですが、体重差を覆すだけの筋力をつけることはなかなか厳しいです。(もちろん相手が大きいだけで全然鍛えてないとかなら別ですが)
では、なぜ筋力の強化が必要なのかというと、
- 組手で勝つ
- 相手を崩す
ために必要だからです。
たとえ、組手や技の技術で勝っていても、筋力で圧倒的に負けてしまえば、それを活かすことはできません。
なので、大きい相手に筋力で勝てないにしても、組み勝って相手を崩せるだけの筋力は絶対に必要です。
続いて持久力についてです。
筋力で勝る相手に対して、こちらは余力を持って戦うことはできません。
組手をするにしても、相手を動かして崩すにしても、100%に近い力を出し続けなければなりません。
そうなってくると、持久力がなければすぐにバテてしまいます。
大きい相手との戦いはそれだけスタミナの消耗が激しく、特に長期戦となった場合、持久力が勝負の鍵を握ってきます。
大きい相手に勝つためには、持久力を強化する必要があるのです。
組手を強化する
柔道において組手の重要性はかなり高く、組手を制することで試合の8割くらい制してるといっても過言ではありません。
そんな重要な組手ですが、自分より大きい相手と戦うとなるとさらに重要になります。
体格、筋力で上回る相手に対して良いところを持たせてしまうと、簡単に投げられてしまう可能性があります。
そんな相手と戦う時は、まずは相手に良いところを持たせない、ということが重要になってきます。
大きい相手に対して、こちらに分があるのはスピードなので、それを活かして、とにかく相手より先に組んで良いところを持たせず、崩していくということが必要です。
そして、それを継続していくためにも先ほど書いた、筋力、持久力が必要になってくるのです。
相性の良い技を強化する
柔道にはいろいろな技があり、人それぞれ得意技があると思います。
そのいろんな技の中でも大きい相手に対して向き、不向きの技があります。
例えば、
- 大外刈
- 払腰
- 内股
こういった技はどちらかと言うと大きい相手に対してはどちらかと言うと不向きです。
逆に大きい相手に対して向いているのは、
- 背負投
- 体落
- 小外刈
こういった技です。
いくら大外刈が得意技だったとしても、体格で大きく上回る相手に対して大外刈で投げるというのはなかなか難しく、逆に返されてしまう可能性もあります。
その点、背負投や体落などは先ほどの不向きな技に比べて、返されるリスクも少なく、相手を崩すことができれば、投げれる可能性も高いです。
また、小外刈などの足技は、相手の体重移動にタイミングを合わせて掛けるので、体重の重い相手に対しても十分効く技です。
寝技を強化する
寝技は立技と比べて、体格差によるハンデが少ないです。
実際に私自身も自分より大きい相手に対して寝技で勝ったということが何度かあります。
もちろん、大きい相手の方が返したりするのも力がいるし、押さえ込む時も逃げる力が強かったりと、簡単ではありませんが、ポイントさえきっちり押さえていけば、大きい相手に対しても決めることができます。
そして寝技は立技ほどセンスも必要なく、努力次第で強くなれるので、立技でなかなか勝てないと言う人は寝技を強化するのがおすすめです。
まとめ
今回は、自分より大きい相手に勝つために必要なことを解説してきました。
- 筋力、持久力を強化する
- 組手を強化する
- 相性の良い技を強化する
- 寝技を強化する
今回解説したことを当たり前じゃん、と思う方もいるかもしれませんが、まさにその通りで、今回書いたことは特別なことではないです。
つまり大きい相手に簡単に勝てる方法などはないということです。
勝つためには、とにかく練習、トレーニングして体力を向上させ、技術を磨いていくしかないです。
しかし、ただがむしゃらに努力すればいいと言うわけでもないので、今回書いたことをぜひ意識して練習やトレーニングしてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。