こんにちは!ぷくぷくです。
この記事は組手の強化に関する記事です。
相四つ相手に釣手で良いところを持たれると嫌ですよね。
良いところを持たれた状態をそのままにしておけば、思うように攻めれなかったり、投げられてしまう可能性もあります
なので、釣手を落としたり、切ったりして対処する必要があります。
しかし、これがなかなか上手く対処できないという人もいると思います。
そこで今回は、相四つ相手に対する釣手の落とし方や切り方を紹介していきます。
私自身が柔道21年間やってきて身につけたことや、トップレベルの選手から教えてもらったテクニックを紹介しますので、参考にしてみて下さい。
相四つ相手に対する釣手の落とし方、切り方。3つのテクニック
手と上半身を同時に使って釣手を落とす
相手の釣手を落とす時に、手だけで落とそうとしていませんか?
手だけでも、相手の力が弱い場合は落とせせるかもしれませんが、相手の力が強いとなかなか落とせません。
しかし、これを手だけでなく、上半身を同時に使うことで釣手が落としやすくなります。
上半身は動きは軽く反らすようにします。
これを手と連動させて動かすのです。
手で相手の釣手を落としながら上半身を反らす。
最初のは手と上半身を上手く連動させるのが難しいかもしれませんが、繰り返しやっていけばできるようになるので練習してみて下さい。
2段階で釣手を落とす
この2段階で釣手を落とすというのは、相手の反射行動を利用したものです。
数センチでも釣手を落とすことができた場合、その直後、相手は無意識で握り直そうとします。
この握り直す動作が、反射行動なのです。
握り直すということは、その瞬間、握る力が緩むのです。
この握る力が緩んだ時こそチャンスなのです。
そこを狙うのが2段階目の動作です。
1段階目で数センチ落とし、その直後、握り返す動作を狙って、2段階目で大きく落とします。
ただ、握り直す動作は一瞬のことなので、こちらがその動作に反応することも難しいのです。
なので、相手の握り直す動作を見極めるというより、1段階目の動作と2段階目の動作を間髪入れずに行い、一連の動作としてやっていくのが良いです。
慣れれば、自然とできるようになると思いますので、練習してみて下さい。
頭を使って相手の釣手を切る
これは、奥襟を持たれた時などに役立つテクニックです。
頭を使ってというのは、頭で考えるということではなく、実際の頭を使うということです。
どのように使うかというと、相手の手首を自分の頭の上に持っていくのです。
そうすることで、相手の手首がアーチ状に曲がります。
この状態になることで道着を握る力が弱まります。
そうすると相手の釣手が切りやすくなります。
自分の手首をアーチ状に曲げてみたら握りが弱くなることを実感できると思います。
頭を下げた状態でやると道着が抜けてしまうので、頭は起こしてやるようにしましょう。
奥襟を持ってくる相手に対して有効なテクニックなので、ぜひ使ってみて下さい。
まとめ
今回は相四つの相手に対する釣手の落とし方、切り方を紹介しました。
- 手と上半身を使って釣手を落とす
- 2段階で釣手を落とす
- 頭を使って釣手を切る
組手の技術は、勝つためにとても大切です。
相手に良いところを持たれては、攻めも、守りも弱くなってしまいます。
ただし、今のルールでは、逃げるために相手の組手を切ったりすれば、指導がきます。
あくまで攻めにつなげるためのものなので、そこは注意しておきましょう。
今回紹介したテクニックは組手の強化に役立つと思うので、ぜひ活用してみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。